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ケータイモラル実践
●ケータイの使用ルールを決めていると思っているのは、保護者だけ? 保護者は「ケータイの使用方法に関するルールを家庭で決めている」と信じているが、子どもは「ルールは決めていない」と思っている……。このような実態が、キッズ・ケータイ・活用プロジェクトが実施した全国アンケート調査で明らかになった。(調査結果の全文は、こちらから)。 この「児童生徒のケータイ所持と使用実態に関する全国調査」は、全国の小学5年生と中学2年生、そしてその保護者と教員を対象に08年9月に実施。「東京23区」「県庁所在地(政令指定都市を除く)」「人口5万人以下の市町村」の3層について、それぞれ小・中学校約50校ずつ送付し、小学校(教員54名、児童生徒1795名、保護者1755名)、中学校(教員57名、児童生徒2001名、保護者1814名)から回答を得た。 この調査でまず浮かび上がったのが、保護者と子どもとの“意識のギャップ”だ。 「子どもがケータイを持つようになった理由」では、子どもも保護者も「家族との連絡のため」が最も多い。しかし、中学2年生の保護者の58.3%が「家族との連絡のため」と思っているのに、子どもは49.1%しかそう思っていない。両者の間には、10%近いへだたりがある。
この傾向は、ケータイ使用の実態でも顕著に現れている。中学2年生では5割以上の子どもが1日11回以上友だちにメールを送信しているのだが、この実態を正確に把握している保護者はとても少なく、逆に約4分の1の保護者が「1日に1〜5回ぐらい」と過小に考えているのだ。
にもかかわらず、子どもにケータイを持たせている保護者の多くが、「ケータイの利用状況について把握している・把握する自信がある」と答えている(小学5年生の保護者で9割以上、中学2年生の保護者で7割以上)。
保護者の想像よりも子どもたちの利用は進んでおり、保護者が思っているほど「保護者の思いや願い」は子どもに届いていない。この現実を、保護者は直視すべきだろう。 ●保護者も子どもも教師も情報モラル教育の必要性を感じている。 一方で、情報モラル教育が必要とされている現状も明らかになった。 「危険なことに巻き込まれないよう、自分の身を守る方法を学ぶ必要がある」と考えているかという問いに対しては、ケータイを持っている子どもも持っていない子どもも、約8割が「必要だ」と回答。保護者も必要性は痛感しており、約7割が「学校・家庭両方で教える必要がある」と答えている。教員も、小学校教員で約9割、中学校教員で約8割が、「学校での教育が必要」と認識している。 情報モラル教育を進めるには、やはり教材が必要不可欠。6割以上の教員が「教員用教材・資料の充実化が必要」と答えていることからも、その事実は明らかだ。 このアンケート調査から見えてきたのは、子どもと保護者との認識ギャップ、そして社会が情報モラル教育を必要としている現状である。
この現実に備えるには、保護者と子どもとでケータイについてよく話し合い、利用実態を正確に把握して、学校と家庭で情報モラル教育を進めていく必要がある。 |



